日本人はアメリカの合理主義が浸透しており、犬や猫にはドライのペットフードとお水を与えていれば問題ないとお考えの飼い主様が多いです。

ですが、ヨーロッパ系の考え方はこれとは違い、ウェットフード(缶やパウチ)の重要性を理解して、ドライフードを与える場合のドライとウェットの割合は4:6くらいで与えます。

これは野生で狩猟した際に摂取できる水分の割合に近づける為かと思われますが、泌尿器系の疾患予防などにはとても有効です。

本来、生肉などの加熱していない食生活をしていた動物なので、理にかなっています。

また、ウェットフードのカロリーは水分が多い事もあり、ドライフードの3分の1ほどになりますので、太り気味の子やいつも足りなーい!といった子にもお勧めです。

ちなみに、ウェットフードには「総合栄養食」と「一般食」とアメリカの総合栄養食の基準には達していませんが、ヨーロッパで規定している総合栄養食と同じような「コンプリート」といった種類が御座います。

ドライフードに6割も混ぜて栄養バランスは大丈夫?っと思うかもしれませんが、混ぜていただいたほうが天然のミネラルの吸収率も良くなりますので、ドライフードに混ぜる場合は「一般食」と品名に表示しているウェットをお勧めです。

単体で与える場合は商品名に「総合栄養食」と表示しているウェットの他に「コンプリート」と表示している商品や表示は無いですが主原料のタンパク源以外にビタミン類やミネラル類を記載しているウェットフードが良いかと思います。

またウェットフードも単一商品ですとアレルギーや栄養の偏りが出る場合がありますので、バランス良く数種類のウェットフードをローテーションして与えることをお勧めいたします。